「とりあえず行こう」を繰り返す毎日。
数年前、小学二年生だった長女が「学校に行きたくない」と言った日。
私は、その日もいつものように「とりあえず行こう!」と声をかけていました。
それが正しいことだと、信じて疑わなかった。
行ってしまえば「楽しかった」と帰ってくる。
一日でも休ませたら、サボり癖がつくかもしれない。
うちの子は、ここで休ませてはいけないタイプだと本気で思っていました。
――でも、あの時の私は考えもしなかった。
ここから、長くて深い「不登校ママ」としての旅が始まるなんて。
「行きたくない」は“怠け”だと思っていた
長女はもともと早起きが苦手で、
楽しみな行事の日はスッと起きるのに、何もない日はベッドから出てこない。

「行きたくない〜」と言いながらも、テンポよく支度を促せば結局準備を始めるから
私は「行きたくない=面倒くさいだけ」だと解釈していた。
幼稚園の頃も同じようなことがあって、
「なんだかんだ行けば楽しいんだから」と軽く流していた。
まじめに受け取らず、”勢いで登校させるのが正解”だと信じていた。
「とりあえず行きな!」と言い続けた結果…
それでも、日に日に「行きたくない」の頻度は増えていった。
最初は冗談っぽく言っていた声が、だんだん本気のトーンに変わっていく。
私は焦りながらも、「とりあえず行きな!」と機械的に声をかけていた。

真剣に取り合ったらダメだと思っていた。
「今日休ませたら、明日も休むかもしれない」
「長女が休んだら、次女も“ずるい!”って言い出すかもしれない」
「二人とも休んだら、私もしんどいし!」
そんな葛藤を抱えながら、
私は“母親として正しいことをしている”つもりでいた。
でも、やがてその言葉は娘に届かなくなって…。
「行きたくない」から「行かない」、そして「絶対行かない!」へ。

初めての欠席。
次の日も欠席。
やっと登校しても1時間だけ。
休んだり行ったりを繰り返す日々が続き――
この頃の私は、ただ毎日が苦痛で、
「どうしたらいいの…」と頭の中で何度もつぶやいていた。

あの頃の私に伝えたいこと
今振り返ると、「なんであんなに強引に行かせていたんだろう」と思います。
もっと話を聞いてあげればよかった。
頑なに「行きたくない」と言っていた娘のサインを、
受け止めてあげなかった自分が悔まれます。
当時の私は、「学校に行かない=よくないこと」としか考えられなかった。
もちろん、不登校の選択をしている子も増えているのは知っていたけど
我が家は違うんだと勝手に思い込んでいた。
「お友達も心配している」
「嫌だ、面倒くさいと思う事があってもみんな頑張って行っている」
何とか“普通”に戻さなきゃと、娘を急かし、追い詰めていた。
でも、問題があったのは子どもじゃなくて、私の方だったのです。
不登校は「悪いこと」でも「直すべき問題」でもない。
誰にでも起こりうること
むしろ、親子関係を見直すチャンス。
そう気づけたのは、遠回りして不登校ママになったからこそ。
今、同じように悩んでいる方へ
もし、あの頃の自分に声をかけられるなら
「大丈夫。休ませてもいいよ」と伝えたい。
不登校は、親としての“失敗”じゃない。
それはむしろ、子どもからの大切なサインであり、
親としての成長のきっかけでもあると思っています。
たくさん悩んで、泣いて、学んで――
あの日々があったからこそ、今の私がいます。
焦らなくて大丈夫。

「急がば回れ」の気持ちで
少しずつ、親子で回復していけばいいのです。
まとめ
「あの日々は決して無駄じゃなかった」
そう思えるようになったのは、最近のこと。
当時の私は、そんなふうに考える余裕なんてありませんでした。
ここから、この経験を通してどう親子の関係が変化していったのかを、
次回以降の記事で書いていこうと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました

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