【不登校体験記③】自分の中の「であるべき」を手放したら訪れた変化

前回の記事はコチラ↓

4年生になっても長女の五月雨登校は続いていた

担任の先生もクラスも毎年変わるから

そのたびに心機一転してまた毎日通えるようにならないかな

と期待していたけど

そんなに簡単ではなかった

親としてできることは必死に試してみていても

良い変化が感じられないと一人で落ち込む

前向きになりたいのに

ふと出口のないトンネルで立ち往生しているような気分になる

休んだ日と行けた日でメンタルが左右されていた私

この頃も、行く日と行かない日に波があったので

毎朝本人に意思確認

学校へ行くか休むのか

遅刻するのか、早退するのか

自分で決めさせていた。

長女が決めた事に文句を言わずに受け入れるっていう気持ちではいたけど

行くって言った日には喜んで明るく対応し

一日行って帰って来ると

「頑張ったね、えらかったね!」とほめて

逆に 「行かない」 と言った日は、

「そっか、わかった」

受け入れはするけど、表情は明るくなかったと思う

行けた日にたくさん褒めて気持ちを高めてあげたら

成功体験になってまた頑張れる日が増えるかもしれないって思っていたけど

逆に考えるとこれは

学校に行ける → 褒められる

学校に行けない → 褒められない → ダメな自分

と思わせる事と同じだった。

一つできるとすぐに次を期待してしまった

学校に行けた日は明らかに上機嫌になっていた私

その日一日行っただけでも十分なのに

明日も行けるんじゃない??とついつい期待してしまった

学校に行かなかった日でも

家でタブレット学習が10分だけできた時に

「10分できたならもう10分できるんじゃないか?」

「国語をやったなら今度は算数もやってみよう」

ほぼほぼ言ってしまっていた

「頑張ったね!」で終わらせてあげられなかった

私:「じゃあこっちもできるんじゃない?」

長女:「えーもういいや」

私:「なんでーせっかく頑張っているのにもったいない」

長女:「・・・・・」

頑張った事がなかった事になっちゃうくらい

尻つぼまりで終わらせてしまうことばっかりだったかも

次第に一日10分のタブレット学習でさえやらなくなってしまった

【私は頑張ってるつもりなのにこれだけじゃダメなんだ】

長女がこんな風に思いかねない私のNG対応の数々と言ったら…

行く行く詐欺は検挙できない

長女は前夜に 「明日は行く!」 って言ったのに

次の日の朝になって 「やっぱり行かない」 となることも多かった

私はそれに怒ってしまうことも多かった

「自分で行くって言ったのに!」

「約束は守りなよ!」

でも、これも実は不登校あるある

本当に前日までは行ける気がしている

朝になったら自分でもわからないくらい

行けない気分になっているものなんだってあとで知った

それに

「行くよ」って言うと私が安心した顔をするから

がっかりさせないため

自分にも期待を込めて、まずは「行く」って言ってみる

そんな気持ちもあったはず

しかも私自身にも

(明日長女が学校行くなら、久しぶりに一人で外出して色々回れるかも♪)

なんて期待してしまうところがあったから

予定が変わってしまったことへの不満を

長女を責めることで発散させてしまっていたのかもしれない

行くって言っても行けないこともある、過度な期待はしない】

これをしっかり頭に入れておくとないとでは大分心持ちも変わる

完全不登校の始まり

長女は四年生の後半ごろからほとんど登校しなくなった

今までは「登校渋り」、この頃から本格的に「不登校」になったことになる

文部科学省は、登校しない又はできない状況にあるために年間30日以上欠席(病気や経済的などの特別な理由以外)した生徒を「不登校」と定義している

私も一喜一憂するのはやめて

長女の気持ちを受け入れ続けた

少し申し訳なさそうに

「明日も行かない」

という長女に、私は精一杯の平常心で

「うん、わかった。大丈夫だよ!」 と答えると

ほっとした表情で 「ありがとう」 と言った

(これでいいんだ)と自分に言い聞かせた

言い聞かせているのに、やっぱりずっと不安だった

学校に行かないことを受け入れている状態が

本当に正しいのか自信がなかったし

「行かない」なら行かないで

もっと何かをしてあげるべきだけどなかなかうまくいかない

そんな難しさをずっと感じていた

「大丈夫だよ!」って言ってもらえて涙があふれた日

この頃、とあるきっかけで

ずっと会えていなかった学生時代の友人8人と数年ぶりに集まることになった

8人中3人が不登校経験ママだった

友人たちはほとんどが子持ちのママ

食事をしながら近況をそれぞれに話していたら

一人が 「実は次女が不登校になった時期があって大変だったんだ」

っという話になって、じっくり聞くと

本当に壮絶な期間だった事が分かった(詳細を書くのは控えます)

それでも今は乗り越えて、

次女ちゃんなりに前に進んで頑張っているとのこと

そしてもう一人の友人も

「うちの息子もこの前まで学校行けてなかったから大変さわかるよ」

と話してくれた

その子の長男くんもまた違う事情があるものの

学校に行けない期間が数年続いたのちに、

また普通に通えるようになったとのこと

一時期は友人自身も病んでしまい、持ち直すまでに本当に大変だったそう

親としてどうやって対応していったのか聞くと

二人が口をそろえて

色々あるけど最終的にはこれがすべてと言わんばかりに

「もう親は悟りを開くしかないよ」

といっていた

それぞれ学年や不登校になったきっかけはうちの長女とはまた違うから

全部を当てはめて考えることはできないけど

やはり”子供のありのままの状態を否定せずに受け止める”

”いい意味であきらめて自分で立ち上がるのを待つ”

それに尽きるということらしい

私も思い切って 「実はうちも…」 

と長女の今の状態を話し始めると

「え?べに子の所も?! いつから!?」

「大変じゃん!本人も大変だけど母親だって本当に大変なんだから、

よく頑張ってきたね!」

「それでいいんだよ、大丈夫!無理に行かせないでいいの!」

「対応間違ってないよ!」

そう言ってもらえて私の涙腺は崩壊

はじめて理解者が見つかった気がした

今までも話を聞いてくれる人はいたけど

信頼できる20年来の友人で、しかも同じ不登校ママ経験者

本当に心強かった

みんなたまにLINEで連絡をとりあったりはしていたけど

子供の悩みまでは話していなかった、

というか話せる余裕がなかった

「もっと早く話してればよかったねー」

なんて言いながらその日は他の話題にも花が咲き

楽しく終わったけど

その友人は私の事を心配して

「またすぐに会おう!話聞くよ!」と言ってくれて

その後は定期的に会ってお互いの近況をこまめに話している

(※この話はまた後日記事にしたい)

とにもかくにも、この日をきっかけに

不登校ママとしての孤独や不安が徐々にほぐれて

心構えも変わっていった

私が変わり始めたら、娘も変わった  

友人がかけてくれた言葉

「無理に行かせなくて正解!勉強もやらないけど大丈夫!」

「自分を責めちゃだめだよ、それとべに子自身も自分の時間を作らなきゃだめ」


「自分がしんどかったら無理に子供に何かをしてあげる必要はないよ」

「罪悪感をもたずに自分の好きなことをしな!」

「楽しそうにしてていいの!今日みたいに息抜きのために留守番させた日でも家に帰ったら「ごめんね」じゃなくて「ありがとう!楽しかったよ!」って言うの!」

私の性格を知っている20年来の友人として

私がつぶれてしまわないように強く言い聞かせてくれた

その日以来、友人のアドバイスも頭に入れて

私は親として「こうあるべき」を捨て

子供の回復を信じる

自分も大事にする

また、「悟りを開く」という言葉も心にとめて

子供に接するようにしていった

そして改めて私から子供へかけた言葉

そして長女にも自分の考えが変わったということを話した

お母さん、(長女)を無理に学校に行かせようとしちゃったり行かない時に意地悪なことを言ってた時期があったでしょ。

お母さんも(長女)の将来が心配で必死になっちゃってたんだ、ちゃんと話を聞いてあげていたつもりだけど嫌な思いをした事も多かったよね、ごめんね。

お母さん、この前お友達に会った時、お友達の子供二人も(長女)と同じように学校にいけない時期があったって聞いたの。

でも大丈夫って言ってもらってほっとしたんだ。だから(長女)は大丈夫だよ。
(長女)が自分で決められるまで待つし、学校に行かなくてもいろんな事に挑戦できるように一緒に考えるからね。

困ったことがあったり話したいことがあったらまたいつでも話そうね。

こう言った方がいいからじゃなく、本心で伝えることができた。

聞いた長女は嬉しそうに、

「お母さん、ありがとう、大好き」

と言ってくれた

それからも不登校は続くけど

長女とのコミュニケーションは本当にとりやすくなって

親子関係が今までよりもよくなったと実感できた

まとめ

長女が学校に行かなくても大丈夫

そう腹をくくれた私は

母親として一皮むけたような気分だった

これからは自分の時間も大切にして

ゆっくり進んでいこう

でもそう穏やかに思えたのもつかの間…

今度は次女の登校渋りが加速…

姉妹間での衝突も増えてきて再び大きな壁ぶちあたる私

次女の不登校を受け入れるまでの葛藤は

また次回以降に書いていきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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※途中に出てくるイラストはこちらの素材を利用していますhttps://stampo.fun

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べに子
40代主婦/子供の不登校をきっかけに「子ども心理カウンセラー」「チャイルド心理カウンセラー」の資格を取得/不登校&反抗期真っただ中の2人娘を育てる日々の中で自身の成長、成功&失敗談をせきららにつづっていきます。(Amazonのアソシエイトとして収入を得ている記事、その他アフィリエイト広告を利用している記事も含まれています)