【不登校体験記②】休むと元気になる娘にイライラしていた私が見落としていたこと

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長女の行き渋り初期の頃

起床時間になって声をかけても

ベッドの中で「行かない」とだけ言って動かない娘を

とりあえず、ベッドから引きずり出して

とりあえず、顔を洗って着替えさて

とりあえず、朝食を食べさせる

ほら間に合った!

じゃあとりあえず行こう!

私の中では「とりあえず」で一つ一つクリアしていっていたつもりだけど

実際は全然違いました。

本人が「行かない」って言ってるのに私が悪あがき

行き渋りに悩む当時の私の頭の中では

最初から「学校に行くよ!」ではだめなんだ

朝の作業をまずはダメもとで一つ一つやってみよう

という声かけにすればよいのだと思った。

ベッドから起きられたね、すごい!

じゃあ顔を洗おう!

えらい!次は着替え、朝ごはん、

できた!じゃあ行こう!

でも行けない。

玄関から動かない。

娘からしたら、

「「起きるだけ」って言ったのに」

「「顔を洗うだけ」って言ったのに」

「結局学校に行かせられるんじゃん!」

ーーーー私の魂胆を見破った長女は、次第に朝起きてこなくなった。

起きちゃったら行かなきゃいけないから最初っから起きない!

となっていたのだろう。

(ワンチャン休めるかもしれないから「行かない」って言ってるだけかも)

(無理だとわかったらあきらめて行くかも)

往生際の悪い私は、

長女の必死の訴えをこんな風に軽く扱ってしまっていた。

休むと元気になる様子にイライラを隠せなかった日々

ーーー私のしくじりはまだまだ続くーーー

そのころの長女は遅刻や早退をして1~2時間だけ出席したり

たまに休む日があったりする状態

いわゆる五月雨登校。

「とりあえず起きよう」が通用しなくなったので

朝、本人に意思を確認して

「休む」と言った日は仕方なく受け入れて無理に起こさない

すると通学班が出発した頃に自分で起きてくる

一時間後に次女が幼稚園に登園する時間なので

次女の支度をするのにもバタバタ

長女が学校を休むのを知ったら

「ねえねズルい!!私もいかない!!」 となるのは明白

次女が出発するまで別室で静かにしてもらう

ーーー次女が登園し、私と二人の時間になると

何事もなかったかのように自由に過ごす長女

その姿に私は苛立ちが隠せなかった

「元気なのに休むならテレビもYOUTUBEも見ちゃだめだよ」

「せめてタブレットで勉強をやりなさい」

長女は 「わかってる」 と言いながらすぐには動かない

最初はやっていたけどだんだん約束を守らなくなる

私の頭の中は

(あんなに休みたいと訴えたから休ませた結果がこれ?!)

(ただの甘えでは?)

(先生になんて説明すればいいの?…絶対甘やかしてるって思われる)

ーーー

のんびり過ごす娘とは裏腹に私の焦りと苛立ちは募るばかり。。。

不登校の対策について調べてもすぐに受け入れられなかった

当時不登校について無知だった私はネットで不登校について検索したり

関連する本を何冊も読んで必死に情報を探しました。

専門家から発信されていた情報の多くは

  • 気の済むまで学校を休ませて良い
  • ゲームも動画も禁止しない方が良い
  • 家での勉強も無理にさせない、少しくらい遅れても取り戻せる
  • 無理に朝起こしたりせずに寝たいだけ寝させる

このようなことが書いてあったけど

周りにそんなことを言っている人は誰もいない

学校の先生たちにも

「無理して登校しなくていいけど、生活リズムだけは守ってあげて」

と言われていて(それすら難しかったけど)

何が正解かわからず、すぐには受け入れられなかった

学校を休めたら上機嫌になって都合の悪いことはやらない長女に

”調子いいな、ほんとに…”

と、あきれて困り果てていた

理由を聞いてもわからない

子供が「学校に行きたくない」と言ったら

ほとんどの親は

「どうして?」「何かあったの?」

と思って理由を聞くはず。

聞かないと始まらないから。

いじめなどの深刻な問題があるときもあるから、ここは慎重に見極めるべきところだけど

理由を聞いてもはっきりと言えない子も多い

担任の先生から

「原因がわかればできる限りで対策をするのでなんでも言ってください」

と言われ、私もそれに応えるべく理由を聞き出そうと必死になる

長女も最初は「わからない」とか

「算数が嫌だ」「給食が嫌だ」「クラスの友達が嫌だ」とも言っていた

それに対してアドバイスをしたり

無理をしなくても大丈夫だし困ったらいつでも先生に相談できる

ということを伝え、一見納得したように見えても

「でも〇〇が苦手」「本当は〇〇が嫌なの」

次から次へ出てくる…

そのたびにモヤモヤがたまる

(多少の嫌なことがあってもみんな頑張って行ってるのに…)

(適当に理由をつけて面倒くさいことから逃げたいだけじゃん!)

休むことを受け入れたはずだけど、このままではダメだと思った…

当時の私に言いたいこと

当時の様子を今の私が上からのぞき見られるとしたら

ピーッ 「はい、それ言っちゃダメーー!」

と笛を吹きながらイエローカードを出すかも

自分で決断したことを尊重してあげればよかった

不登校の事情は人それぞれだから

何が正解かは断言できないのは前提として

当時娘は

「行かない」

と強い意志で言っていた

それがどれだけ勇気のいる事だったか

小さい体でどれだけ悩んでいたのか

もっと寄り添って

「自分で決めたんだね」

って同じ目線になって受け止めてあげればよかった

元気に見えても本人の中では色々な葛藤がある

休めた途端にけろっと元気になって

(本当に調子の良いやつ…)

と何度となく思った

でも本人の中では言語化できないたくさんの想いがあったはず

休めてほっとした

も当然あるだろうし

私って駄目だな” 

この先どうしよう” 

お母さんを困らせてるかも

という不安が頭をよぎっても

今は考えたくないから必死で平気なふりをしていたかもしれない

私はあからさまにイライラしていたから

本音を話したくても話せなかったかもしれない

条件付きで休ませるのは逆効果

「せめて家で勉強はしなさい」

「学校にいるはずの時間にYOUTUBEなんて見ちゃだめだからね」

「早寝早起きくらいはちゃんとして」

朝、長女が「休む」と言った日はこう条件付けをしていた私

約束を守らない日は強い言葉で責めたこともあるし

「つまらないなら学校に行けばいいじゃん」

とまで言っていた。

でもこれは子供の逃げ場をうばってしまうNGな声かけだった

理由は無理に聞き出さなくてもいい

不登校を経験した方の体験エピソードを読んでも

“当時行けなかった理由は明確にわからない”

“うまく説明できなかった”と言っているケースも多い。

本人自身の気質だったり周りの環境だったり

さまざまな要因が重なり合って起こることもあるから

理由を聞き出せばすぐに解決できるとは限らない

まずは本人が自然に話したくなるまでは

いつでも話を聞くよというスタンスで

優しく見守ってあげることも大切だし

その安心感があるだけでも、

うまく説明のできない不安を

和らげてあげることができるかもしれない

親が思っている以上に本人のエネルギーは足りていない状態

本人の見た目の様子だけでは判断せずに

子供が「学校に行きたくない」と言った時には

親が思っている以上に子供のエネルギーが枯渇している状態だと思った方が良い

そんな状態ではたとえ家にいても、頑張りたくても頑張れないのだ。

私がやるべきだったのはまずは家を安心できる場所にしてあげること

せっかく休めたのに私がイライラしていたらどこにいてもツライ状態が続いてしまう。

また、今はまだ勉強をすることも学校に行くのと同じくらい難しいのだと理解してあげる。

当時の私は勉強が遅れることを極端に恐れていたけど

無理やりやっても身につかないし、あとでいくらでも取り戻せると大きく構えてあげればよかった。

そして、できなかったことを責めるのではなく、

その日一つでもできたことに目を向けて褒めてあげてスモールステップで進んでいけばよかった

早寝早起きも、いきなり完璧にできなくてもいい

学校に行っても行かなくても、やるべきことができてもできなくても

他の子と比べたり脅したりもしない

『子供のありのままを受け入れて認めてあげる』

親がこのスタンスをとることで

子供の心のエネルギーが少しずつ回復していき

また頑張ってみようと思うことができる

でもね

頭でわかっていても

受け入れるってそんなに簡単じゃない!

まとめ

この頃の私は親としての責任やプレッシャーを勝手に感じ一人で焦り

長女の事を“理解する”よりも“立て直させよう”と必死でした

焦れば焦るほど親子関係は悪くなり…

そんな時に「不登校を前向きにとらえる」きっかけが訪れました

不登校は悪いことではない

親子で育ちなおすチャンスなんだ

そう思えるようになったのはどうしてか

また次回以降に書いていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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べに子
40代主婦/子供の不登校をきっかけに「子ども心理カウンセラー」「チャイルド心理カウンセラー」の資格を取得/不登校&反抗期真っただ中の2人娘を育てる日々の中で自身の成長、成功&失敗談をせきららにつづっていきます。(Amazonのアソシエイトとして収入を得ている記事、その他アフィリエイト広告を利用している記事も含まれています)