前回の記事では私が自己嫌悪に陥り、罪悪感、焦りと負のループから抜け出せなかった日々を書きました。
今回は、その後どうやって前に進んでいったのかを書いていきます。
前回の記事はコチラ↓
「気づき」が私を変え始めた
不登校の娘たちと向き合う日々の中で
私はずっと「母親として正しくしなければ」と思い込んでいた。
でも実際は、正しいことをするよりも“気づくこと”のほうが
親子の関係も、自分自身も、大きく変えてくれるのだと少しずつわかってきた。
その気づきは、劇的な瞬間ではなく、日々の小さなモヤモヤの積み重ねから。
たとえば、長女が学校へ行けない日が続き
先生と一緒に”行けない理由”を探して解決する事にばかり必死になっている自分に気づいたとき。
次女が“お姉ちゃんばかり特別扱いされているように感じている”とわかったとき。
夫が「正論」で子どもを説得しようとする場面で、子どもたちが余計に混乱していく姿に気づいたとき。
良かれと思ってしているのにモヤモヤが蓄積されていく。
でも、その“モヤモヤ”こそが、私が変わるスタートラインなのだとわった。

子どもたちは、私の「余裕」が揺らぐとすぐに反応する
二人とも学校へ行けなくなったとき
私は「私が頑張って支えるしかない」と思い込んでいた。
でもそう思えば思うほど心の余裕は消え、イライラや悲しさがこぼれてしまう。
その影響は、子どもがいちばん敏感に受け取っていた。
だから私は「イライラしないようにしなきゃ」と無理やり自分を抑え込んでいた。
(抑えこめず不機嫌な態度としてあふれ出ちゃうこともしばしば)
だけど最近は、
“あ、今の私は赤信号だ” と気づけるようになってきた。

この変化が、親子関係にとても大きな影響をもたらしたと思っている。
夫婦関係の「違和感」も、気づくことで整理できた
夫は穏やかで私に対しては否定的な言動をしない一方で
主体性が乏しく、子供に対して無関心に近い態度があったり
論理的で融通の利かない𠮟り方や言い聞かせ方がたびたび見えた。
私自身、一方的な叱り方をしていた時期があったから人の事は言えないけど
自分が変わろうとすればするほど夫に対して気になることが増えて…。
そのモヤモヤを自分の中でひたすらため込んでいた。
でも、不登校になってからなおさら
夫への不満を募らせていくほど、子どもたちが混乱し家庭全体が不安定になっていった。
私は「夫婦の困りごと」を整理し自分が感じている負担を言語化する努力を始めた。
そこから見えてきたのは、
私が抱えていた“説明できない生きづらさ”の多くは、幼少期からの積み重ねでもあった
ということ。

夫に変わってほしいと願うのではなく、
“私はどうしたら自分と子どもを守れるか”
という視点に気づけたことで、少しずつ冷静さを取り戻していった。

私を支えてくれた「学び」と「言葉」たち
気づきの軸が育ってきたのは、決して私ひとりの力ではない。
自己嫌悪で周りの言葉を素直に受け取れない時期もあったけど
同じく子供の不登校で悩んだことがあった学生時代からの友人がかけてくれた労いの言葉は私をどん底から引き上げてくれた。
そして不登校や子供の発達、また自分自身のメンタルケアなどに関連する本や
動画を見たりしているうちに、
「私の感じ方は間違っていなかったんだ」と安心できる場面が増えた。
単純かもしれないけど、知識を増やすことで自分の固定観念が変わり
たくさんの新たな気づきにつながっていった。

本からの学び
たくさんの本を読み進める中でいろんな「物事の考え方」が蓄積されていって
実生活で子供と向き合う中でそれらの点と点が線でつながって自分の中に落とし込まれていったという感覚がある。
ほんの一部だけど以下に紹介する本はどれも、子どもの気持ちだけでなく、「親である自分の心」をどう扱えばいいかを教えてもらえた気がする。
『にじいろ子育て』 著/本田秀夫

信州大学医学部子どものこころの発達医学教室教授の本田秀夫氏が児童精神科医として30年以上診療しながら考えてきたことを書き綴ったエッセイ集。
長女の発達特性について気になった時に本田先生の講演のyoutubeをみて、勉強になったことがたくさんあり本を購入。
感情の扱い方、子どもの発達、親のメンタルの守り方など、科学的かつ実践的な視点が私にはとても合っていた。
本田先生のyoutubeチャンネル⇩
https://www.youtube.com/@nijiirokosodate
『子どもが不登校になっちゃった!』 著/ラン

不登校ママの体験本。長女が行き渋り初めて最初に読んだ本だったけど、当時まだ完全不登校じゃなかったのでピンとこないところも多く軽く読み流していた。
完全不登校になった後に再度読み返したら全ての内容に納得できて、これで良いんだと改めて自分の背中を後押ししてもらえた気分になった本。
ランさんのブログはこちら⇩
https://ameblo.jp/ran-consulting/
『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』 著/岸見一郎 古賀史健

言わずと知れたベストセラー。自己啓発本に抵抗があって読んだことがなかったけど、自己嫌悪のループにはまってわらにもすがる想いで読んだ。
子供が小さい時「アドラー式子育て」についての記事をちらっと読んだことはあったけど
「いやいやいや、それができたら苦労ないわ…」と簡単に投げ出した私は愚かだった…。
遠回りしたけど「アドラー心理学」について再度興味を持って理解する気になれた機会に感謝したい。
『子どもとの関係が変わる自分の親に読んでほしかった本』 著/フィリッパ・ペリー

子供への対応に悩んで答えが出せない時、どうしても自分が子供だった頃の事と比較して考えてしまったり、
反面教師にしたかったはずの親の言動と同じようなことを子供にしている自分に気づいて絶望的な気分になることが多かった時に読んで少し心を軽くすることができた。
全部を一度に変えていくことはできないけど、自分の辛さも子供の持っている辛さもどちらも大切にするためのヒントを見つけられた。
発達心理学を本格的に学んだ
本を読むことと並行して
講座を受けて発達心理学を本格的に学んで
「子供心理カウンセラー」と「チャイルド心理カウンセラー」の資格を取った。
関連する本を読むだけでも知識はついたかもしれないけれど
私にとっては知識を確かなものにするために試験を受けて資格取得したことで一つの自信になったし、
不登校に対して理解が浅い人と我が子の事について話す時に、説得力を持たせられる事で自分を守れる安心材料になっている。
まとめ
学ぶことで、
「私はダメな母親だから苦しいのではない」
「構造的に苦しくなる状況に長くいたからなんだ」
と腑に落ち、少しずつ自分を責めない習慣が育っていきました。
—
気づいたことで、劇的に何かが解決していったわけではなく
学校に行けない現実も、夫婦の課題も、子どもたちの揺れる気持ちも、
これからも続いていきます。
でも、
『気づけるようになった私』
は、以前よりずっと強いと思えます。
頭ではわかっていてもすぐに対処できないことも多いけど
無駄に落ち込んで自暴自棄にならずに早めに立て直せるようになってる気がします。
不安も葛藤もあるし
メンタルがジェットコースターのように振れることもあるけれど
”気づいた分だけ、前に進めている”
そしてその変化は、必ず子どもたちにも伝わると信じています。
次回
次回は私が実際に子供たちと向き合う中で
”こう変えたら楽になった”という具体的な声掛けや関り方を書きたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

※途中に出てくるイラストの一部はこちらの素材を利用していますhttps://stampo.fun






こんにちは。不登校の小学生2人姉妹のママ、べに子です。